オランダはドイツと国境を接する国・・・。当然ドイツとオランダは高速道路でつながっているのですが、2国間の交通ルールが大きく異なることをご存知でしょうか?

日本と異なり、ベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ)やドイツなどをはじめとする西側ヨーロッパ諸国には、高速道路が無料という国も少なくありません。

そのなかでもドイツは『アウトバーン』という有名な速度制限のない高速道路があります。 オランダからドイツ国境に抜けたとたん、通行する乗用車は一気にスピードを上げて走り始めるので、乗用車で移動する方ならその異変に気づくと思います。

アウトバーンにも速度制限のあるエリアが近年増えてきているので、あまり調子にのってスピードを上げすぎると、速度制限区域に突入したときにスピードを一気におとしきれず、ネズミ捕りに『捕獲』されることがあるので注意です。

一応、制限速度はないといっても巡航推奨速度は130km/hとされているので、つかまったときに「180km/hから一気に80km/hになんて下げられるわけないだろ!」 なんて警官に抗議したところで、逆ギレだと取られてしまう可能性大です(笑)

最近のアウトバーンは速度無制限区間のほうが増えてきていて、どこが無制限かを知っているドイツ人がやたら攻撃的な走り(?)をしていますが、現地の道路事情をよくしらないツーリストの方はあまり無茶はしないほうがいいかもしれません。

レンタカーを借りていても、カメラに写っていれば数ヵ月後に高額な罰金の請求が来て驚くことになります・・・。 一番適応しにくいのが、ドイツからオランダに入るときです。

180kmで走っていたところを120km/h~80km/hのレンジに一気に減速するのは、高速巡航に目がなれてしまっているために予想以上に難しいものです。もう十分速度を落としたと思っても、実際は140km/hくらいにしかなっていなかったりしがちですよね。

ドイツとの国境にはオランダの警察が張りこんでいることが多いので、そこでお縄にならないように気をつけないと、後で高額請求でガッカリすることになります。

ちなみに、ドイツのアウトバーンでも速度無制限区間が適用されるのは乗用車のみで、トラックは80km/hが制限速度と決められています。 それから、EUの統合により国境が撤廃されてから、高速走行可能なドイツを通過 して国家間を移動する人たちがふえたため、現在では2トン車以上の車両について は有料化されています。

オランダ・ドイツを問わず、乗用車の高速道路の通行料金が無料の国に住んでい る人たちは、将来的に乗用車も有料になるのではないかと不安を感じている今日 この頃・・・。

高速道路が無料な代わりに、道路の保全にかかる費用は高速道路が有料な国々 に比べて高い車両・ガソリンに対する課税でまかなっていましたが、EUの統一に より外国からの車の流入が増えた結果、道路の磨耗が早まったり、渋滞解消の ための追加工事が必要になったりして、国民負担だけでは財源が確保できなくな ってきているというのが実情なようです。

ガソリン代は1リットル200円を超えているオランダ。車両税も高速道路の財源確保 のために高いのに、これで高速道路が有料化されたらガソリン代や税金を値引い< てくれるのかといえば、甚だ疑問な気がします・・・

オランダとドイツ間の高速道路の国境の写真をアルバムにUPしました。 警察官が奥に潜んでいるのが見られます。

こちらからご覧ください。

以上、オランダとドイツの高速道路事情でした。

(2007.10.8)

【第5号】オランダ・ドイツの高速道路事情